アルミホイールのVIA登録
ログイン 初めてご利用される方
ホーム English 中国語
ホームQ&A >ホイールに表示される記号について
Q&A

ホイールに表示される記号について
Q1: JWL・JWL-Tマークとは何ですか。またVlAマークとは何の意味ですか。
Q2: VlAマークや限定使用の表示荷重記号を自社の責任において表示することができますか。
Q3: 輸入ホイールのMax Load表示とVlA限定荷重表示の違いはどういうことですか。
Q4: 限定使用条件、一般使用条件とは何ですか。また、何故「kgf」ではなく、「KG」なのですか。
Q5: 取付け仕様が複数あるマルチタイプのホイールで、試験適用荷重値が複数ある場合、限定使用の表示荷重記号の表示はどのようにしたらよいですか
Q6: 1個のホイールで取付け仕様が複数あるマルチタイプのホイールは、取付け仕様ごとのVlA限定使用条件の表示荷重記号を表示しなければいけないのですか。強度試験に合格すれば最も大きな表示荷重記号のみの表示でもよいと思いますが教えてください。
Q7: 試験設備の承認を受けると、その試験設備で試験をして合格した製品にはVIAマークを表示してもよいですか。
Q8: JWL・JWL−TやVIAのマークがホイールのデザイン上、表側に表示できない場合には裏側に表示してもよいですか。
Q9: 取付け仕様が複数あるマルチタイプのホイールには、なぜ、取付け仕様ごとの表示荷重記号を表記しなければならないのですか。
Q10: 日本以外の国で販売するホイールに、VIAマークの表示の要求がある場合には、日本の基準が適用されないので、VIA登録をせずにVIAマークを表示して販売してよいですか。

Q1: JWLマークとは何ですか。VlAマークとは何の意味ですか?
A1: それぞれの記号の説明とその背景、また、関連する団体についても併せてお答えします。
(1) JWL・JWL-Tマークについて
保安部品である軽合金製ディスクホイールに関して、品質・安全性の確保として、国土交通省では、乗用車用ホイールについては「乗用車用 軽合金製ディスクホイールの技術基準」、トラック・バス用ホイールについては「トラック及びバス用軽合金製ディスクホイールの技術基準」を 定め、品質・性能について備えるべき要件を規程しています。
これらの技術基準は、自動車製作者及びホイール製造者自らが試験を行い、基準に適合(自主認定)した製品には、JWL(乗用車用)あるいは、JWL-T(トラック及びバス用)のマークを車両に取付けた状態で容易に確認できる箇所に表示することになっています。
自動車の型式認定、自動車の検査では、保安基準に適合している軽合金製ディスクホイールの証として、JWL・JWL-Tマークの表示が必須となります。 なお、JWLは「Japan Light Alloy Wheel」の語句をもとに作られた記号です。
(2) VlAマークについて
上記(1)項の技術基準への適合性確認としては、ホイール製造者の自主認定であり、品質の安全性が人命にも関わるため、自動車用軽合金製 ホイール試験協議会(以下、協議会という。)では、第三者の立場として、国内市販用(アフターマーケット向け)の軽合金製ディスクホイールの登録制度(以下、VIA登録という。)を設けています。
登録に関しては、国土交通省の定める技術基準に準じた確認試験を行い、自動車用軽合金製ホイール試験協議会規程(以下、協議会規程という。)に基づく判定と審査を行い、協議会規程に適合した製品を登録しています。
VIA登録された製品に限り、VIAマークを表示することができることになっています。
協議会は、軽合金製ディスクホイールの製造に関わる団体「一般社団法人日本アルミニウム協会(JAA:Japan Aluminium Association)」、販売に関わる団体「一般社団法人日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会・JAWA事業部(NAPAC:Nippon Auto Parts Aftermarket Comittee JAWA Division)並びに、第三者の試験機関「一般財団法人日本車両検査協会(以下、「車両検」という。)」の3団体により構成されており、試験及び登録業務は車両検が実施しています。
なお、VlAマークは車両検の登録商標であり、協議会に登録した製品に限り表示してもよいことになっています。
また、JWL・JWL-Tマーク及びVlAマークは、日本国内において適用されます。

Q2: VlAマークや限定使用の表示荷重記号を自社の責任において表示することができますか。
A2: VlAマークや限定使用の表示荷重記号は、車両検が実施する確認試験に適合し、協議会に登録された製品にのみ表示することができます。
また、表示方法は、規定された寸法・形状のVIAマーク及び表示荷重記号を表示することになっています。
このVlAマークは商標登録となっているので、VlA登録を行わないでVlAマークを表示することは、登録商標の無断使用となり違法行為になります。
なお、無断使用の場合は、協議会規程に基づき、以下の措置を実施致します。
@ 登録取り消し
A 書面審査対象残数の消滅
B 新たな型式を申請する場合は、「登録申請及び登録細則 附属書」による

Q3: 輸入ホイールのMax Load表示とVlA限定荷重表示の違いはどういうことですか。
A3: 輸入ホイールのMax Load表示がどのような基準に基づき表示されているかどうかは協議会では不明のため、お答えすることはできません。
VlA限定荷重表示は、協議会規程集別冊の試験条件表の試験条件2(限定使用)に規定されている基準に合格し、VlA登録が行われた製品に表示できるものです。

Q4: 限定使用条件、一般使用条件とは何ですか。また、何故「kgf」ではなく、「KG」なのですか。
A4: 限定使用条件は、自動車のハブ取付け仕様ごとに最も重い輪重を調査して、その輪重に対して設定した試験条件です。
また、「KG」は表示荷重記号であり単位記号ではありません。
なお、一般使用条件は、適用されるタイヤの中で最も大きな最大負荷能力に対応する荷重値により設定されており、一般使用条件では荷重記号の表示は不要です。

Q5: 取付け仕様が複数あるマルチタイプのホイールで、試験適用荷重値が複数ある場合、限定使用の表示荷重記号の表示はどのようにしたらよいですか。
A5: 乗用車用ホイールを例に説明します。
(1) リム径の呼び15インチで4孔及び5孔でP.C.D.が114.3の場合
VlA 690KG
4×114.3 620KG
(2) リム径の呼び14インチで4孔、P.C.D.が100と114.3の場合
VlA 620KG
4×100 500KG
(3) リム径の呼び13インチで4孔、P.C.D.が100と110及び114.3の場合
VlA 500KG
4×110 325KG
(4) トラック及びバス用との併用ホイールの場合
リム径の呼び12インチ4孔で、P.C.D.が100と110及び114.3の場合
VlA P-360KG
VlA T-480KG
4×110 P-275KG
T-375KG
4×114.3 P-330KG
T-400KG
となります。
(平成24年(2012年)8月版試験条件表による。)

Q6: 1個のホイールで取付け仕様が複数あるマルチタイプのホイールは、取付け仕様ごとのVlA限定使用条件の表示荷重記号を表示しなければいけないのですか。強度試験に合格すれば最も大きな表示荷重記号のみの表示でもよいと思いますが教えてください。
A6: 各々の取付け仕様で規定される荷重の内、最も大きな試験適用荷重及びおもりの質量で、どの取付け仕様においても強度試験に合格すれば、最も大きな表示荷重記号のみ表示すればよいことになっています。

Q7: 試験設備の承認を受けると、その試験設備で試験をして合格した製品にはVIAマークを表示してもよいですか。
A7: 自社試験に合格しただけではVIAマークを表示することはできません。
承認と登録された試験設備を用いて試験した評価結果(試験成績書) を添付した書面により、VIA登録の申請を行い、車両検での確認試験と書面審査に合格し、VIA登録された製品に限り、軽合金製ディスクホイールにVIAマークの表示が可能となります。

Q8: JWL・JWL−TやVIAのマークがホイールのデザイン上、表側に表示できない場合には裏側に表示してもよいですか。
A8: 規程のとおり軽合金製ディスクホイールの表側に表示しなければなりません。車両に取付けた状態で誰でも容易に確認できるように表側の表示が必要です。軽合金製ディスクホイールの設計段階から表示位置に配慮してください。

Q9: 取付け仕様が複数あるマルチタイプのホイールには、なぜ、取付け仕様ごとの表示荷重記号を表記しなければならないのですか。
A9: 取付け仕様ごとに試験適用荷重が異なるためです。

Q10: 日本以外の国で販売するホイールに、VIAマークの表示の要求がある場合には、日本の基準が適用されないので、VIA登録をせずにVIAマークを表示して販売してよいですか。
A10: VIAマークは、日本国内のアフターマーケット向けに販売される製品において、VIA登録された製品に限り表示できるものです。
たとえ、日本以外の国で販売するものであっても、VIA登録されていない製品には、VIAマークを表示することはできません。
VIAマークは、車両検の登録商標であり、無断で使用した場合には、罰則の適用を受けます。


個人情報の保護に関して
Copyright(C)2019 JWTC All Rights Reserved.